簡単にできる見やすい表の作り方【パワーポイントでチラシを作るコツ】

この記事の対象となる方

この記事は、社内でチラシや説明資料を作成している販促担当、商品担当、社内レビューを担当する部署の方向けです。パワーポイントを使って、簡単にできるチラシデザインのコツをまとめました。

今回はパワーポイントで見やすい表を作るコツをお伝えします。

ダンクは企業が作るチラシ・文書の作成支援を行っていますが、こんなケースがよくあります。

この表、ちょっと工夫すると見やすくなるのになー

表は比較的簡単に見やすく作れます。それだけにもったいないなと毎回思います。

そこで、この記事では爆速で見やすい表を作るコツをお伝えします。

あくまでパワポで表を作るコツです。

エクセルで作った表をパワポに貼り付けているものも見かけますが、あまりオススメしません。
どこか直すたびにエクセルに戻って、またパワポに貼り付ける…これかなり手間ですよね。

むしろパワポで作った方が効率的ですし、見やすい表が作れます。

ぜひ真似してみてください。

<対象となる制作物>

  • キャンペーン告知やセミナー集客などのチラシ、フライヤー
  • 手続き・操作手順や商品・サービスを解説するユーザー向け説明資料
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パワポで見やすい表を作る4ステップ

4ステップはこちら。

  1. 表を挿入する
  2. 表の余白を調整する
  3. 色と罫線を調整する
  4. フォントを最適化する

パワポの操作説明もあわせて解説します。

①表を挿入する

まずは表を挿入します。表がなくては始まりません。

挿入>表から作りたい表のマス目の数を選びます。

マス目が足りない、または多すぎた場合は、表を選択した状態で、
レイアウト>行と列から挿入・削除ができます。

表を選んだらテキストを入れます。

<ステップ①>表の挿入

②表の余白を調整する

このままでは幅・高さが窮屈で見づらいので、十分な余白を設けます。

表を選択した状態で、
レイアウト>セルのサイズから高さと幅を調整して余白をとります。
ここで設定すると、表全体の高さ・幅の調整ができるので簡単です。

テキストの位置が左上に寄っているので調整します。

調整したいマス目を選択して、
レイアウト>配置から、左揃え・右揃え・中央揃えを好みで選びます。

今回は左の項目欄→左揃え、表内→中央揃えで調整しました。
テキストの位置に迷ったら、とりあえずこの設定にしておきましょう。
基本的に見栄えはよくなります。

<ステップ②>余白の調整

③色と罫線を調整する

次にマス目の色と罫線を最適化します。

あくまで主役はマス目内の情報です。色と線を控えめにしてあげるとマス目内の情報が際立ちます。

まずは、色と線を外してしまいしょう。あらためて自分で設定した方が見やすい表を作れます。

表を選択した状態で、
テーブルデザイン>表のスタイルから、左上の最初にでてくるスタイルを選択します。これで色と線が外れます。

次に項目タイトルに色をつけて目立たせます。

項目タイトルは表を見るときの目線の軸です。項目とすぐわかるような色を選びましょう。

項目にあたるマス目を選択した状態で、
テーブルデザイン>塗りつぶしから好みの色を選びます。

このままでは区切りが不明確なのでタテヨコの罫線を引きます。

罫線を入れたいマス目を選択した状態で、
テーブルデザイン>罫線の作成から罫線の太さと色を選びます。

罫線の太さと色のオススメは、太さ:1pt~0.5pt、色:グレー色です。
罫線が控えめになり、表内の情報が目立つようになります。

太さと色を決めたら、
テーブルデザイン>罫線からどこに線を引くか選びます。

外囲みの線は外してあげると、表がすっきりしてスタイリッシュに見えます。

<ステップ③>色と罫線の調整

④フォントを最適化する

このままでもだいぶ見やすくなりましたが、最後に最適なフォントを選びます。

フォントは読みやすい、見やすいものを選びましょう。オススメは視認性の高いゴシック体です。

変更したい箇所を選択した状態で、
ホーム>フォントからフォントを選びます。
(項目タイトルは、濃い色を選んでいるので白抜きに設定しました)

さらに次のような工夫を加えるとフォントがさらに見やすくなります。

  • 数字を扱う場合は、単位を小さくして数字を立たせる
  • 記号(〇×など)を使って視覚的に見やすくする

<ステップ④>フォントの最適化

工夫次第でいろいろな表が作れる

これで完成となりました。
見やすい表が簡単にできますよね。

慣れてくると、さまざまな用途の表を作れるようになります。

表の一部を目立たせる

見て欲しい、知って欲しい箇所を強調したい場合。

縦罫線を省いてすっきり見せる

横罫線を省いて縦ラインを強調する

工夫次第で、他にもさまざまな表が作れます。

と言っても特別な装飾をしているわけではありません。
4ステップで説明した操作以外は使っていません。

要は慣れの問題です。いろいろ試してみてください。

まとめ

爆速で見やすい表を作るコツをお伝えしました。

  1. 表を挿入する
  2. 表の余白を調整する
  3. 色と罫線を調整する
  4. フォントを最適化する

パワポで表を作る際は、ぜひ真似してみてください。

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チラシやビジネス文書、販促ツールの作成でお困りの方は、お気軽にダンクにご相談ください。

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この記事を書いた人

森順一郎
森順一郎伝わる編集セミナー講師
1997年株式会社ダンク入社。
チラシやパンフレットの制作ディレクション業務を担当。現在は伝わる編集・デザインを追究している。
2018年からはやさしい日本語にも力を入れ、各所で登壇している。
・都庁主催『やさ日フォーラム』デザイン×やさしい日本語の手法を紹介
・子供政策連携室 編集・検討委員会委員(東京都)

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